四八(仮)
発売前から気になっていた、「四八(仮)」を購入しました。
「(仮)」も含めて正式タイトルです。
スーパーファミコンのサウンドノベル「学校であった怖い話」の製作スタッフが関わっている、というか続編に近いくらいに「学怖」ネタが随所に仕込まれているので、このゲームのプレイ前に遊んでいると楽しめる要素が増えます。
一応、プレイステーション用ソフトとして「学校であった怖い話S」というゲームが発売されてはいるのですが、希少価値が高く、中古屋で見つけても高値がついていたり、そもそも見つからなかったりで入手は難しいと思われます。
さて、軽く内容紹介をば。
プレイヤーがゲームを新規にスタートすると、「あなたが特別に新作ゲームのモニターに選ばれた」という設定のもと、生年月日や性別、出身地や家族構成といった情報を求める電話が掛かってきます。
私は当然、少しでも怖い思いをするために、パーソナルデータは嘘偽りなく入力しました。一応、デフォルトネームも用意されているので、本名プレイに抵抗のある方も安心です。
次に、ゲームの進行をサポートするオブザーバーを、個性溢れる・・・というか溢れすぎて防波堤決壊気味な5人の中から選択します。
1.執事みたいなお爺さん
2.サイレン2に出てきた自衛隊員(強気な方)みたいなマッチョ系のオッサン
3.着ぐるみの人
4.似非ホスト
5.メイドカフェ店員みたいな人
迷わず執事を選択
オブザーバーの違いによるストーリー展開の変化は・・・あるのかなぁ。
ゲームシステムや操作方法の簡単な説明を受け、プレイ開始。
システムも一言で説明するのは難しいのですが、画面には大きく日本が表示され、48都道府県(47だ釣られて書いてしまった・・・恥)の中から任意でひとつを選択、そこにまつわる物語を読み、選択肢、ミニゲームなどで分岐するシナリオを楽しんでいく、というのが主軸となります。
特徴的なのは、物語を読む時、新たな県を開拓する時に、このゲームにおけるお金に当たるもの「契力」を消費する点。
物語を読み終えたり、ミニゲームをこなす事で稼ぐ事が出来るので、無計画に消費し続けない限り、足りなくて困る事はないと思われます。
ただし、稼ぐ手段はあっても、潤沢に供給される訳ではないので、定期的にゲーム進行を中断して稼ぐ必要が出てきてしまうのが残念なところ。
物語を読み、作品中の登場人物を知るにつれて、「住民情報」というコマンドが充実してきます。
これまで読んだ物語の登場人物の、顔写真、(言い忘れてましたが、学怖と同様、このゲームのキャラクターは、基本的に実写です)出身県、迎えた結末に応じた現在の状況などを、一覧する事ができるこのコマンドこそが、このゲームのシステムの根幹です。
たとえば、大阪出身の害虫駆除業者の男性が、奈良県の物語に登場します。その物語で悲惨な最期を遂げた場合、この男性はリスト上で「死亡」となり、再び奈良県の物語を選択しても、登場人物不在のため、読む事ができません。
うまく生存させたまま物語を終了させると、この男性、大阪出身なので、大阪へと勝手に移動してしまいます。当然、再び奈良県の物語を選択しても、登場人物が奈良県にいないために読むことができません。
バッドエンドを迎え、登場人物を失った場合、住民情報コマンドから、「状態回復」を選択します。すると一定量の「契力」を消費して、復帰させる事ができます。
グッドエンドなどで、登場人物が移動した場合、住民情報コマンドから「住民の移動」を選択。再びその人物の登場する物語の舞台へ移動させる事で、再度その物語を読む事が出来ます。
エンディングと関わりなく、物語を読む条件として、一定以上の人数の生存者がその県にいる事、などを要求してくる場合もあるので、そういった場合にも「住民情報」コマンドは重要になるのでしょう。たぶん。
まあ、だいたいシステム的にはそんなところでしょうか。肝心の、ホラー作品としての怖さはといえば・・。
私の場合、沖縄県から始めて北海道で終わる、日本列島北上ツアーを敢行し、滋賀県までプレイしているのですが、複雑な条件が要求されるシナリオを完全無視している現在の状況で、怖かった話などありません。
なんでそうなるのか分からない、といった意味での、理不尽さに若干不気味さを感じさせるシナリオはありますが、あまりにも短すぎたり、ありきたりだったりで、ホラーゲームを遊んでいるというよりは、終始「学怖」の風間望シナリオ(宇宙人級に理不尽かつ突拍子も無い話)を読まされている感じ。
関西圏がそろそろ終わる現在でこの調子ではあまり期待できないか?と不安になりますが、「人形の話」や「美術室の絵の話」といった、「学怖」プレイ時に鳥肌が立ったシナリオを思い出し、最後までくじけずにプレイしようと思います。
稲川淳二やつのだじろう、筒井康隆に水木しげるなど、ゲスト作家陣の顔ぶれは超豪華。この辺りもひとつのセールスポイントだと思うので、気になる方はチェックするべし。
あって困るものではない「契力」。現時点でもっとも稼げるのは、前述した「奈良県」の害虫駆除業者の男性シナリオっぽいです。
ミニゲームで60点ほど獲得すれば、240ほどの契力が得られます。が、クリア後大阪に帰ってしまう男性を再び奈良に連行するため、移動に5ポイント、シナリオを読むのに40ポイントの契力を消費しますので、実質的には195ポイントが稼ぎになります・・・と書くと少なくて泣けてきました。
決して面白いとは言えませんが、今後の展開によっては評価を改める余地がありそうな、得体の知れないゲームです。ホラーが好きだから、という理由で買うのではなく、文字通りの「怖いもの見たさ」で手にとってみてはいかがでしょうか。
追記
どうもセーブの挙動が怪しい。セーブ画面を開き、セーブ、その後、×ボタンを何度か押すと画面が停止してしまう問題が発生。データ破壊などの致命的な問題は起きていませんが、セーブ画面を終了しますか?みたいなメッセージは、×ボタンではなく、きちんと選択肢の「いいえ」を選んで終了させた方が良さそうです。他の方もそうなのか、私の持っているものだけなのかは分かりませんが、念のため、ご注意を。
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